24年10月19日(土)にウェブ解析士協会主催「第61回 自社サイトをコストで終わらせないために」 に、当社代表の二村が登壇しました。何年も続いている勉強会で、すでに60回目の開催となります。代表理事の亀井さんが続けていらっしゃる勉強会で、60回も続くのはただただすごいとしか言いようがありません。以前から亀井さんには何度か登壇のお誘いをいただき、今回で4度目の登壇となります。

今回講演しましたテーマは、「計数管理」についてです。
以下の目次に沿ってお話しました。
1.計数管理について
2.初めての計数管理
3.ビジネスモデルへの理解
4.原価について
5.Webと事業をつなぐ
6.Q&A

今回はウェブ解析士協会主催なので、Google アナリティクスやアクセス解析などのテーマが中心になると思われがちですが、こちらの勉強会では様々なテーマで登壇可能です。比較的自由だからこそ長寿の勉強会になりますし、毎回学びがあります。

当日の講演内容では、アクセス解析や広告管理画面で完結せずに、オフラインや事業サイドで追っている数字を考えながら、事業全体に関わるものを計数管理することについて、特に力を入れてお話しました。

Webマーケティングや広告代理店を支援している立場からすると、自分たちでできる仕事や領域をどうしても区切ってしまいがちです。もちろん自分たちの領域は120%の力を振り絞って成果を求めていくべきですが、それ以上にもう一歩先のWebでは集まらないデータを見ていくと更に良い支援ができると思っています。

具体的には、リード獲得後の契約までの数字、契約にかかった原価、ビジネスモデルごとに利益と同等程度に追わなければいけない数字など、企業やビジネスモデルによって様々なものが存在します。マーケティング支援という幅広い枠で捉えたときには、これらの数字も置いたいところです。特に中小企業を中心に支援している場合は、一人で幅広い業務を対応できるため、計数管理を頭の片隅に入れておくといつか役に立つと信じています。

ここまで広い数字を追うとコンサルティング会社のように捉えられる方もいらっしゃいますが、コンサルティングであろうとマーケティングであろうと、やらなければいけない業務に変わりはありませんので、そこについて議論するよりは目の前の数字を集めることに時間を割いたほうが有意義だと思っています。

また、上記のような作業をする場合には必ずと言っていいほどデータ量が膨大になります。そのため、重たいExcel作業にも耐えられるPCが必要です。あたり前のことかもしれませんが、作業時間に直接影響が出るため意外と重要視しています。当社でも重たい作業を前提としたPCを購入しています。

WebマーケやGA4の勉強会など様々な勉強会を開催していますが、今回はちょっと変わり種の計数管理を中心にお話しました。専門の方からすると管理会計に近いお話かもしれません。ウェブ解析士のみなさまには普段あまり触れないようなテーマだと思いますので、新たな刺激になっていたら嬉しいです。

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投稿者プロフィール

二村 勇輔
二村 勇輔
Ivy do株式会社の代表取締役です。アクセス解析やWebマーケティングを中心に集客・採用支援を担当しています。通常業務に加え、必要に応じて各士業と相談しながら労務・経理周りの相談も受けています。趣味はご飯とお酒とロボットアニメと靴磨き。